佐賀の暮らし、季節に寄り添う暮らし

佐賀の暮らし、季節に寄り添う暮らし

column 19

村岡 昌一

August 07, 2017

佐賀市川副町。
五月の青空と黄金色の麦畑の中に、赤や黄色のパラソルが見える。1年で2日だけの特別な場所、「麦秋カフェ」の会場だ。
麦秋カフェは、麦秋を五感で満喫する行事として今年で6年目になる。
会場では、赤いハンチングに白いコックコートという装いのスタッフの皆さんが、笑顔いっぱいでお客さんを迎えていた。

笑顔で迎えてくれた大学生のスタッフの方

麦畑の中の白い椅子に腰かけてみた。
雲雀の鳴き声が、あちらこちらから聞こえてくる。
麦の穂はゆっくりと風に揺れている。
子どもたちは、はしゃぎ声を上げながら“麦の木立”の中を駆け抜けていく。
「きれい」「何て素敵」
想像を超える美しい風景を目にした人たちの言葉が、幾度となく聞こえてきた。

“木立”を駆け抜ける子ども

麦秋カフェを主催する団体「さがのぎ」は、「季節に寄り添う暮らし」をテーマに活動をしている。

「『季節に寄り添う暮らし』の『季節』とは、二十四節気のことなんです。麦の収穫の後は田植え。水が入ると、少しの間だけ海のようになります」と、「さがのぎ」代表の江島政樹さんは言う。

二十四節気は、昔から農作業の目安とされてきた。生産者として、毎日の様々な変化と向き合っている江島さんの言葉からは「季節のメッセージをきちんと受けとめてほしい」という思いが感じ取れる。

てんとうむしをみつけた女の子

季節のメッセージは、いつでも、誰のところにも届けられていて、佐賀では、田畑や空、お店に並ぶ地元の旬の食材などいろんなところで感じられる。
そのメッセージを感じ取りながら、毎日を大切に過ごしていくことが、「季節に寄り添う暮らし」につながるのかもしれない 。

オカリナの演奏

麦秋カフェの会場では、オカリナの演奏が続いていた。
流れる曲の歌詞「…目にうつる全てのことはメッセージ」が、「季節に寄り添う暮らし」への思いと重なって、青空と麦畑の向こう側にすーっと溶けていった。

DATA
『2017年の麦秋カフェの概要』
◆日時:5月20日(土)21日(日) 10:00~16:00
◆場所:佐賀市川副町犬井道5895
◆内容:マルシェ・ミニコンサート・ミニツアー等
◆問い合わせ 佐賀市観光協会 電話0952-37-7489

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