「トレジャーハンティング」という焼き物の買い方

「トレジャーハンティング」という焼き物の買い方

column 25

岡垣 貴憲

October 20, 2017

古くからの陶磁器の産地として有名な佐賀県。
毎年4月29日〜5月5日に開催される有田陶器市など、県内各所で焼き物を販売するイベントが開催されています。佐賀の焼き物をお得に購入したい人たちでイベントは賑わう。私もここ何年か有田陶器市へと足を運び、掘り出し物を見つけに行くのが恒例行事となっている。

そんな中、あんこ屋のお客様のFacebookの投稿に「焼き物のトレジャーハンティングに行きませんか?」なる投稿を見つけた。その情報によると「5,000円でカゴに詰め放題」「SNS等で火がつき大人気」とのこと。
しばらくして、その投稿をしていたお客様と偶然スーパーで出会った。トレジャーハンティングの感想を聞くと、「近々友達と行くんですが、一緒に行きませんか?」とお誘いを受け、私もハンティングに同行することとなった。

焼き物をハントしに行った先は、有田町にある「幸楽窯」。もともと校舎だった建物を改装しており、そこがハンティングの会場だった。

校舎を改装して倉庫として使っていた建物を、トレジャーハンティングの会場として使用

入り口付近に設置されている「トレジャーハンティング」の看板

焼き物がぎっしり詰められたトロ箱が何段も積み重ねられ並べられている

当イベントのルールを説明するピメンタさん

最初にブラジル人のピメンタさんがハンティングのルール説明をしてくれる。日本語も上手だが、海外のお客様も多いので様々な言葉を駆使して楽しく説明してくれる。このピメンタさんがトレジャーハンティングという焼き物の売り方を考案した立役者。
作業用の手袋を渡され、ハンティングスタート!広い土間のフロアに所狭しと何段も積まれた焼き物入りのトロ箱が並べられており、その中からお好みの焼き物をピックアップし指定のカゴに詰めていく。トロ箱の上の段だけ見て回るだけでもかなりの時間を要するが、下の段には違う焼き物が入っているため、そこまで見て探していると本当にきりがない。しかも1カゴ5,000円のフロアだけでも結構時間がかかるのに、1カゴ10,000円のフロアが別にあり、そちらも高価そうで洒落た焼き物がたくさんあるため、目移りして大変である。

10,000円のカゴを選ぶとこの先の明るいフロアにある高そうな焼き物も選べる

目移りするくらい並べられた焼き物を真剣に見定める埼玉のご家族

埼玉にお住いで九州旅行の際に親子三世代で立ち寄られたご家族と、神奈川にお住いで山口の実家に帰省する際に九州佐賀まで足を伸ばして来られたご家族にお話を聞けたが、どちらもネットで見つけて予約をされたとのこと。器選びに1時間以上を要しながらも、終始掘り出し物に目を輝かせ、広い会場の隅から隅まで行ったり来たりされていた。ハンティング終了後、お疲れの様子もなく「とても満足」とすがすがしい笑顔で次の訪問地へ移動されていた。古き良き伝統的な焼き物の町の片隅で、焼き物の買い方の新しい風を感じた。

取材日にいらっしゃったアメリカからご来場のご一行様。韓国、中国などのアジアを中心にご来場される海外の方も多い

選んだ皿を両手に抱えとても満足気

神奈川からご来場の夫婦。トロ箱の下の段も確認しながら念入りに欲しい焼き物をチョイス

お子様連れの来場者にうれしいキッズスペースでピース!

指定のカゴにいかに隙間なく焼き物を詰めていくかも腕の見せ所

幸楽窯のスタッフ。右が徳永社長。左のピメンタさんが「日本語OK」を指差しでさりげなくアピール

ちなみに私は、小さな焼き物も駆使してカゴに詰めるだけ詰めて、約80枚!
非常に満足でした。

それに気を良くしてその後、温泉町であり茶所でもある嬉野でやっている肥前吉田焼のトレジャーハンティングも行ってきたのだが、それはまた次回以降に紹介することとする。

あんこ屋のテーブルに並べたハントした焼き物の数、約80個。我ながらよくやったと自己満足度100点

幸楽窯
住所:佐賀県西松浦郡有田町丸尾丙2512
電話:0955-42-4121
ホームページ(トレジャーハンティング)

http://kouraku.jp.net/news/treasure/

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