山のPTA、集う

山のPTA、集う

column 40

恵良 五月

March 21, 2018

毎年11月の下旬には、佐賀の北部山間地である富士・三瀬地区のPTAが一大イベントを催します。お昼からの親睦ミニバレーボール大会に始まり、夕方からの講演会、そして夜の懇親会まで、盛りだくさんのイベントです。
富士・三瀬地区には、小中一貫校富士校、北山校、三瀬校、そして北山東部小学校があります。イベントには、各校のPTA役員、先生の他、会員さんも参加してくれます。今年、娘の通う富士校中学部がこの大イベントのホスト校にあたり、私も母親部長として運営のお手伝いをすることになりました。

富士校中学部。古湯温泉街に溶け込んだ木造の素敵な校舎です

まずは、学校対抗の親睦ミニバレーボール大会。≪親睦≫とはいえ、みなさん勝ちに行きます。

絶対に拾う!という意気込み

白熱の決勝戦、気持ちの入った応援

親睦、深まりました

決勝戦は、北山東部小学校v.s富士校小学部。両チーム1セットずつ取って3セット目を迎え、11点マッチのラストは10対10。本当に、手に汗握る戦いでした。
見事優勝したのは、北山東部小学校。大会2連覇を果たしました。北山東部小学校は、山村留学生を含めて児童数十数人の小さな学校です。人数が少ないからこそまとまっていて、練習もよくされているというのが強さの秘訣かもしれません。

優勝した北山東部小学校チーム

さて、バレーボールでさわやかな汗を流したあとは、ゲストをお迎えしてお話を聴く『子育て夜なべ談義』です。会場は、古湯温泉旅館『千曲荘』、講師は、佐賀市立鍋島中学校の中野義文校長先生でした。温泉旅館で講演会なんて、贅沢だと思いませんか? 講演会の前や後に、温泉に入ることもできるんです。

旅館 千曲荘

『出す言葉・入れる食を大切に』というテーマでのお話は、聴く人をぐいぐい引き込む力強いものでした。それに、声が大きい! 講演前から、声が大きいというお噂は聞いていましたが、これほどまでとは思いませんでした。
親のかける言葉と日頃の食生活がどれだけ子どもに影響を与えるか、ユーモアと叱咤を交えて、熱く語ってくださいました。とりわけ私の心に響いたのは、
「『食』とは、人を良くすると書くんです」
というお言葉。
「女の子のお弁当のご飯の量、見たことありますか? 仏さんのご飯ですよ。そんなんで、中体連、勝てるかー!」
とか、食費を節約してディズニーランドへ行くお金を貯めているお母さんへの
「お前はOLかー!」
という突っ込みもおかしくて、取り上げている内容はとってもシリアスなのに、参加者が口々に「おもしろかったね」と言っている不思議な講演会でした。

熱く講義する中野先生

真剣に聴き入る参加者

講演会のあとは、懇親会。千曲荘名物豚しゃぶ鍋(透けるほど薄く輪切りにした大根のシャキシャキ感と濃厚な御出しが最高です)、豪華鉢盛りのお食事とお酒をみんなで楽しみました。

先生を囲んで

とっても楽しそう

最後にバレーボール大会の賞品授与

児童・生徒数が少ないため、毎年のように何らかの役員をやらなければならないという山のPTA事情の中、こんなイベントは負担が大きいという声もあるけれど、この一日で参加者同士の親睦は確かに深まった、と私は思います。

DATA
佐賀市立小中一貫校富士校
古湯温泉『旅館 千曲荘』
TEL:0952-58-2047

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