雑貨と植物に癒される「tous les jours(トレジュール)」

雑貨と植物に癒される「tous les jours(トレジュール)」

column 38

岡垣 貴憲

March 06, 2018

時折、佐賀大学医学部がある鍋島キャンパスに行くことがある。その時、ふと立ち寄りたくなる雑貨屋がある。鍋島のTSUTAYAの道向かいにある『tous les jours(トレジュール)』というお店だ。

現在の店舗の外観。白を基調にした清潔感のある雰囲気が素敵。

「こんなところに雑貨屋が?」という感じで見かけ、雑貨が好きな私は店に引き寄せられた。季節柄スーパーなどに梅の実が出回る時期だったので、「梅酒を漬けたい」と思っていた私にぴったりのガラスの大瓶を見つけ、それを購入した。

最初に買ったガラス製の大瓶。今でもあんこ屋の片隅にて梅酒を熟成中。

それからあんこ屋店内の装飾物や、贈り物を購入したりと、ことあるごとに寄らせていただいている。置いている雑貨の一つ一つが自分の感性に合っているためか、非常に心地が良い。あんこ屋にいらっしゃる女性客の心を掴みそうな、女心をくすぐる物もたくさんある。

トレジュールの山口佳緒理さん。

『tous les jours』はご夫婦で運営されている。店頭にいつも立たれているのが山口佳緒理(かおり)さんだ。
大分出身の彼女は学生のころから雑貨が好きで、雑貨屋通いだけでは飽き足らず、自らビーズを使った雑貨を作ったりもしていた。学校を卒業後、雑貨屋でアルバイトをしていた時期があり、そこで上司だった敏久さんと出会った。彼もいつか雑貨屋を経営したいという夢を持っていた。同じ夢を持つ二人は、共同経営という形で雑貨屋をすることを決意する。その決意から半年後に結婚。佐賀に移り住み、その半年後に『tous les jours』開業と、山口さんの夢が叶っていった。

店内に入ってすぐに設置されている風水植物のコーナー

植物一個一個につけられているPOPを読むだけでも買いたくなる

しかし、開業後は売上げも低迷。そんなどん底まで悩んでいた頃、とある方から「風水植物」という売り方のアドバイスを受けるのだが、そこから低迷していたお店が右肩上がりの経営になった。「風水植物」とは植物それぞれに「仕事運」「金運」「健康運」などを上げる力があり、その植物を飾ることでそれぞれの運気が上がるというもの。同店では、そんな謂れのある植物一つ一つに丁寧に説明を書いて販売しているのだ。そのやり方にもいろいろコツがあるそうだが、そこは企業秘密。
同店は一般的な雑貨店よりも植物の品揃えが多いのだが、その理由は「風水植物が売れる」とのこと。確かに私も某店の開店祝いに「金運アップ」の植物を買って贈ったのだが、何を買おうか、このお店で買おうか、と迷っているお客様の心を後押ししてくれる。

「植物のことはまだまだ勉強中」と言いながらも、お客様の相談にも親身になって対応。

店内でしゃがみこんで隅から隅まで気になる商品を吟味されるお客様にも寄り添う

レジのところでもお会計や包装をしながらでも、お客様をお見送りするまで相談や質問に親身に対応

「雑貨の魅力は癒しなんです」と優しい目力で語る。雑貨を見て癒され、手にとって癒され、そんな雑貨に囲まれた店内の雰囲気に癒され、買って帰って家でも癒される。雑貨にはそんな力があるということだ。同店の取材中にも数組のご来店があったが、遠く島原からご来店された方もいた。いずれのお客様も「お店の雰囲気が素敵だ」と口を揃えたように感想を述べられる。

雑貨が好きでネットで調べてご来店された夫婦。購入した「開運」の風水植物に満足な様子が溢れる

昨年9月に長女を出産され、約3ヶ月の産休を経て、現在はお子さんと一緒に店頭に立つ山口さん。ご主人と一緒に同店でしっかりと稼いで生活していくのが夢と語る姿は、母の強さを感じた。

山口一家のスリーショット。お子さんを抱くご主人のデレデレな笑顔から幸せな空気が感じられた。

店名の『tous les jours(トレジュール)』とは、フランス語で「日々、日常」という意味。何気ない毎日に幸せがあり、そこに彩りを与えたいとの想いが込められている。素敵な店名だ。ご来店くださるお客様の日々の幸せを願う山口一家にも、お子さんの成長とともに、より一層幸せな日々が訪れることであろう。

 

DATA
雑貨と観葉植物のお店 tous les jours(トレジュール)
住所 佐賀市鍋島1-6-1
営業時間 12時〜18時
電話 0952-97-8725
ブログ http://tljtlj.blog.fc2.com

https://www.facebook.com/touslesjours20120505/

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