暑さや豪雨にも負ケズ、野菜たち、頑張りました

暑さや豪雨にも負ケズ、野菜たち、頑張りました

column 59

恵良 五月

November 13, 2018

2018年の夏は、大変な暑さと多くの災害を経験した、記憶に残る夏となりました。西日本豪雨では、我が家の裏の崖からもどくどくと水が噴き出してきて、とても怖かった。恵良農園のある富士町でも、至る所で崖崩れが起きました。

ピーマン畑のすぐ近くでも崖が崩れて道をふさぎました

暑さもすごかったですね。クーラーのいらないはずの山暮らしでも、連日続く日中の暑さは、「いい加減にしてくれー!」と叫びたくなるようなものでした。山でもこの暑さだったのですから、平野にお住まいの方々はどんなにか耐え難かったろうと想像します。

野菜にとってもつらい夏でした。豪雨以外のときは日照りが続き、「このままでは枯れてしまう」というほど降らなかったり、あまりの日差しの強さに、本来なら夏の中盤以降から赤くなるピーマンが、早々に赤くなってしまったり、色焼けしてしまったりしました。
海外では完熟した赤ピーマンが好まれるようですけれど、甘みが強すぎるせいか、日本のお客さまは未熟果である緑のピーマンがお好き。赤ピーマンはあまり売れないし、ましてや色の変わりかけたピーマンは買ってもらえません。買ってもらえないけれど、木にたくさん実らせていては次の緑のピーマンができてこないので、赤くなりかけた大量のピーマンを根気強く収穫していかなければなりません。

マーブルピーマン。私たちはカッコいい!と思ってるんですけど

でも、恵良農園には、そんなかわいそうなピーマンたちを廃棄から救ってくれる仲間たちがいます。移住仲間の料理人さんたちです。手作りチーズと季節の野菜料理『シェ・ハイジ』の船津丸有紀さん(ヤギ飼いユキちゃん)やスリランカ・インドカレー『旅するクーネル』の井上善雄さん、『こみちゃん食堂』の小宮利文さんが、恵良農園の玄関先まで買いに来てくれます。

野菜を選ぶクーネルさん

結登(ゆうと)君も恵良農園のピーマンをたくさん食べてくれているそうです

「恥ずかしいけど…」と撮らせてくれたこみちゃん

こうして、週に一度、顔を合わせてちょっとおしゃべりできるのも楽しみなんです。超農繁期には、農園以外の人と会って話す機会もあまりなくなってしまうので。

この夏の暑さと多発する災害が原因で、8月の中頃から市場で野菜が品薄になってきました。でも、恵良農園は幸い豪雨の被害も少なく、あきらめずに根気強く収穫とお世話を続けてきたおかげで、盛夏に比べれば収量は減りましたが、夏野菜たちは秋になっても頑張ってくれています。農園のメンバーも、毎日休みなく頑張っていますよ。

野菜のへたを切る作業。へたは傷みやすい

さあ、いよいよ冬野菜の種まきが始まりました。冬野菜は、夏野菜のピーマン、ナス、トマトのように木になる野菜ではないので、種まきが命。農繁期が終わるからと言って、まだまだ気を抜くわけにはいきません。おいしい野菜、たくさん作るぞー!

手前にあるのはフランスの『パティソン』というかぼちゃ。農園メンバーのステファンが種をくれました

DATA
佐賀市富士町 恵良農園

ページ上部へ