『イロイロイロ、くらし、あたたかくイロどる展』で色に目覚める

『イロイロイロ、くらし、あたたかくイロどる展』で色に目覚める

column 61

恵良 五月

December 25, 2018

移住者仲間のインテリアデザイナー、本岡毬穗(まりほ)さん(atelier CIRCUS / アトリエサーカス)にお誘いいただいて、『イロイロイロ、くらし、あたたかくイロどる展』へ行ってきました。会場は、富士町にある『田舎暮らしの宿 三調家』。デトックスやヨガのプログラムを体験できる体にやさしいお宿です。

会場となった三調家

 

この展示会のコンセプトは暮らしを照らす《色》。ひとつひとつ大切に作り上げられた色とりどりの作品が並びました。

 

「日本人って、インテリアを選ぶとき、飽きがこないっていう理由で黒とか白を選びがちでしょ。でも、赤い服を着ると元気が出るように、元気な暮らしのためにはインテリアにももっと色を取り入れてほしい」

本岡さんは、こんな想いからこの企画を立ち上げたそうです。

「定期的に開催して、日本人がもっと色を楽しめるように、刺激していきたい」

熱く語る本岡さんの真っ赤なお洋服と会場にあふれる色たちが、私を刺激してくれました。自分の着てきた服を見てみれば、グレーのパーカに紺のパンツ。合わせやすいという理由で、私の服装はいつもグレー、紺、茶、黒と地味です。

「毬穗さん! 今日から私も色に目覚めますね!」

と思わず本岡さんに宣言してしまいました。

 

本岡さんの作品は、タイやラオス、インドなどアジアの民族の手作業による刺繍やビーズをあしらった生地や素材を使用したランプやタッセル。

本岡さんとランプ

 

それから、羊毛を使って「こんな洋服に身を包んだらどんなに心地いいだろう。きっと自分が心地いいだけじゃなくて、周りの人も幸せな気持ちになるだろう」と思わせるような服、かばんやブローチなどの小物を制作しているIZOOMIさん。

IZOOMI/イズーミさんの作る洋服は、「羊毛を使って、綿や麻の生地を“張り合わせるように”仕立て、針も糸も使わない《縫わないお洋服》」だそうです。

IZOOMIさんと羊毛を使用した作品たち。身につけているスカートはご自身の作品

 

「素敵な色を紡ぐことが仕事です」というKÜRI KÜRI/クリクリさんの作品は、イギリス、オーストリア、フィンランドそして糸島の毛糸を混ぜ合わせて編んだ湯たんぽカバーと世界各地の美しい紙で作られた封筒型の紙バッグ。オーストリアに住んでいた頃、日本のような湯たんぽカバーは売っておらず、自分で「カラフルなカバーを纏わせて」使っていたそうです。湯たんぽカバーのコンセプトは『愉快で楽しく温まる』。紙バッグは、私も一枚買いました。中に大切なものをしまって、額に入れて飾るつもりです。

KÜRI KÜRIさんと湯たんぽカバー

封筒型紙バッグ

 

「筆文字の曲線と直線が作る美しい“カタチ”が好きで日々書き連ねて」いる堀智子さん(HoriCalligraphy / ホリカリグラフィ)の作品は、カラフルな額が墨の文字を引き立てています。堀さんが想いを込めて筆で書いたのは、『猫になる日』、『空を 見上げてみる』、『今日も良い日』、『これでいいのだ』など、見た人がほっとしたり、元気が出るような言葉たち。ほんわかした堀さんのお人柄が、文字にも、選ばれた言葉にも表れています。

お気に入りの作品と堀智子さん

 

アーユルヴェーダ研究家のNamaste YOKO/ナマステヨーコさんが出品されていたのは、食卓から暮らしを彩るスパイスやハーブです。インドからは、体の毒素を排出する『デトックス・チャイ』と『カレー用スパイス』。フランスのニースからは、淡いグリーン・ピンク・イエロー3色のソルトと『プロバンスのハーブ』のセット。プロバンス風のラッピングも色遣いが素敵です。

「スパイスを気軽に取り入れてください」とNamaste YOKOさん

 

YOKOさんがチャイを試飲させてくれました。スパイスを味わうとき、まぶたの裏にたくさんの色が浮かぶような気がするのは、私だけでしょうか?

 

この取材を終えてからというもの、私は、これまでになく自分の身の回りの《色》をまじまじと見るようになりました。「ああ、これ、こんな色をしてたんだ」と改めて気づいたり…。すると、《色がある》という事実が、とても楽しく、ありがたく思えてきましたよ。この展示会を企画した本岡さんのもくろみは成功したと言わなければいけません。

なんと、この展示会の第2弾が2019年5月24日(金)~26日(日)までの3日間、佐賀市三瀬村の山奥にあるカフェで予定されているという情報を入手しました。題して「旅するイロイロイロ、2019〜くらしがきらめく展〜」だそうです。詳しくはatelier CIRCUSのWebページフェイスブック等で公表されますので、どうぞお楽しみに!

DATA
主催 atelier CIRCUS /アトリエ サーカス
会場 田舎暮らしの宿 三調家
   住所:佐賀市富士町古場1688
   TEL:0952-57-2087

http://www.atelier-circus.com/

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